吾輩は一重である
2018/05/10 Thu. 22:03
吾輩は一重である。
二重瞼になりたい訳ではない。
むしろ、この世の中に蔓延している、
二重→勝ち組
一重→負け組
という謎の情勢にうんざりしている。
ただ、俺は目が大きくなりたい。
一重のままで良いから大きくなりたい。
そこで、薬局の人にその旨を伝えたのだが、
「逆にそれ難しいので二重を目指したほうが良いですよ」
と言われてしまった。
数日後、そことは別の大きな薬局に行き、
店員さんに助言をもらいながらアイプチを2つ購入。
そしてその場で店員さん付き添いのもとさっそくアイプチを使った。
・・・。
しかし、ここで思い出してほしい。
俺は
「世の中に蔓延している二重が勝ち組で一重が負け組」
という情勢が嫌いだということを。
これでは客観的に見て
『一重から二重になりたくてアイプチを購入し
店員さんに助言をもらい必死になっている人』
という外見を有することになってしまう。
使用中、他の客にもみられる場所だし非常に恥ずかしかった。
しかし、「手伝いますよ」と自発的に言ってくれた
店員さんの気持ちを邪険に扱うことは出来ないし、
二重だとしても大きくなることに変わりはなく、背に腹は代えられない。
そんなこんなでやってみたのだが、当然上手くいかない。
家に帰ってからも試行錯誤するもすぐに瞼が落ちてくる。
ネットには『こうすれば上手くいくよ☆』みたいなのが書いてあるが当然上手く(ry
YouTubeなどにも『私の二重の作り方』とかいうのが載ってるが、
もともとの二重をそこらへんに売っているアイテープやらで
整えたり二重幅を変えたりしているだけでまったく参考にはならない。
何なんだよこの『可愛くなる方法!まず可愛い顔を用意します』みたな話…。
だんだん腹が立ってくる。
一重のままで良い、二重が勝ち組の世の中が嫌いだ、と思っていたはずなのに、
気が付けば必死に二重を目指す人と化している自分にも腹が立つし、
だんだん二重に重点を置くようになり父親の顔を見るだけで
『この人が一重だからこの人のせいだ』
と思い父親にも腹が立つ。
結果、二重の人が、
『ほらやっぱ二重が良いんじゃん、二重勝ち組』
と囁いているような気もしてくる。
助言をしてくれた店員さんも二人とも二重だから、
内心
『一重じゃなくてよかった』
と思ってこちらを見下しているんじゃないかとも思い始める。
何とか自力で目が大きくなりたい。
写真に写った自分の眠そうで重たい細い目が嫌で嫌で仕方がない。
絶対どうにかしてやる。
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